友達に誘われて、渋谷にあるイラストレーター、絵本作家スクールに見学をしに行きました。私は興味がないとは言いませんが、絵心がないといったほうが正解です。でも、友達は、本気で絵本作家を目指していたので、単なる見学といってもすごい迫力でした。私は、その瞳に負けてしまい、そわそわしていました。だけど、描いているイラストを見せてもらったときは、さすが違います。夢の世界というか、自分を持っていますので、それを夢中でイラストに描くようでした。だから、単調な線で描く簡単なイラストでも、表情が全然違います。反対に繊細に描く人もいて、色を強調する人から、薄い感じで、切なさが伝わってきそうなイラストもあって、見ていて飽きませんでした。
友達も圧倒されているのか、言葉が出ません。でも「すごい、絶対に習いたい」と小声で言ったのを私は知っています。好きなんだなと友達を見て思ったのです。友達の描く絵は、ファンタジーな世界でした。絵本作家向きの絵といってもいいぐらいです。ただ、似たようなイラストを見たことがあって、友達の目指す作家でもあるので、似るのは仕方がないのだろうと思いました。
見学が終わって、帰り道「真似じゃ駄目だよね」とポツリと言います。何て言っていいのか分からなかったです。でも、渋谷のそういったイラストスクールは、魅力的だし、友達はすごく影響を受けたと確信しました。数日後、通っていることをメールで教えてもらって、絵本作家の道を歩くことを決めたらしいです。私は付添いでしたが、イラストや絵本作家を目指している方のパワーってすごいなと思いました。